ワタミがブラックになった原因はやっぱりあれだった!社員の怒り爆発で大変な事態に! | 今日も人生ハードモード
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ワタミがブラックになった原因はやっぱりあれだった!社員の怒り爆発で大変な事態に!






ワタミといえば大手居酒屋チェーンを運営する企業です。居酒屋チェーンとして名前を知らない人はいないでしょう。

お店が有名というよりは、この企業が有名になったのはブラック企業としてその汚名が世間に知れ渡ったからです。
古臭い企業体質と、社員のことを使い捨ての駒としか思っていない最低最悪の企業でした。

一時期はホワイト企業に生まれ変わったはずだったのに・・・なぜまたブラック企業になってしまったのでしょうか?

ワタミがブラックと言われた訳!

そもそも、ワタミがブラックだといわれた理由ですが、とんでもない労働環境の一言に尽きます。

世間にワタミの悪辣さが知れ渡った事件があります。

08年6月、持ち株会社ワタミ傘下の外食事業会社ワタミフードサービスが運営する居酒屋「和民」で働いていた女性従業員(当時26歳)が入社2カ月後に自殺。この従業員に対し、7日間連続の深夜勤務を含む長時間労働をさせ、月140時間に及ぶ時間外労働を強いていた。遺族の労災申請を不支給とした横須賀労働基準監督署の決定を取り消し、神奈川労災補償保険審査官は12年2月、労災の適用を認定した。

その際、自殺した女性従業員の生々しい日記が公開された。

「体が痛いです 体が辛いです 気持ちが沈みます 速く動けません どうか助けてください 誰か助けてください」

これを受けてワタミへの批判が殺到した。ワタミ会長だった渡邉氏が一連の報道に言及したツイートが、非難の火に油を注いだ。

「労災認定の件、大変残念です。四年前のこと昨日のことのように覚えています。彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。労務管理できていなかったとの認識はありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思います。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです」

さらに翌日、バングラデシュで学校をつくる事業と、労災認定された女性従業員を結びつけるツイートをした。

「バングラデシュ朝、五時半に、イスラムの祈りが、響き渡っています。たくさんのご指摘に、感謝します。どこまでも、誠実に、大切な社員が亡くなった事実と向きあっていきます。バングラデシュで学校をつくります。そのことは、亡くなった彼女も期待してくれていると信じています

亡くなった女性に対して一言の謝罪もなかったことから、ネット上で大炎上した。

ワタミフードサービスは12年にブラック企業大賞の「市民賞」、翌13年には「大賞」を受賞した。「自分の正義のみを重視し、被害女性に一切考慮しない思慮に欠けた発言」というのがブラック企業大賞の受賞理由である。

引用元:Buziness Journal

今でも記憶に新しいと思います。

それほどまでに衝撃的な出来事だったからです。この事件があってからワタミは世間から猛烈な批判を受けることになります。

それは当然ながら客離れにつながり、売上高も低迷していくことになるのです。

ワタミ会長だった渡邉氏は2011年2月15日に会長職を辞任しています。それでも非常勤の取締役最高顧問という立場でしたが。


ワタミはホワイトになったはず

ブラック認定されたワタミでしたが、流石にまずいと思ったのか、業務改善を図り2020年1月19日、ワタミグループが「ホワイト企業大賞」の特別賞を受賞したという話が入ってきたのです。

2019年7月に参議院議員任期満了を受け、ワタミの取締役に再度就任し、同年10月1日付でワタミの代表取締役会長兼グループ CEOに就任した渡邊氏が業務を再建させたようです。

そこから頑張って労働環境の改善などを図ってきたのでしょうか。

そもそも「ホワイト企業大賞」とはどのようなものなのでしょうか?解説をいたします。

この賞は、ホワイト企業を「社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にしている企業」と定義し、7つの項目

・個人
・職場の関係性
・社会貢献
・人間的成長
・自律
・信頼
・誇り

を選出基準としている。

でも、気づきましたか?
「ホワイト企業大賞」の選出基準には、「労働環境」に関する項目は一つもないのです。

応募条件も、10万円を支払うことが条件で、応募総数30数団体の中で、受賞企業は31企業だったということから、この賞を受賞するのはさほど難しくはないように見える。
ホントにホワイト企業になったのでしょうか?少し疑問です。
渡邉美樹


ワタミがブラックになった原因はやっぱりあれだった!社員の怒り爆発!

そんなホワイト企業認定を受け、これからイメージを払拭しようとしていたワタミですが、ここにきて再びブラックになったようです。
何があったのかというと、2020年9月15日、元参議院議員の渡邉美樹氏が代表取締役会長及びCEOをつとめる「ワタミ株式会社」に対して、高崎労働基準監督署から残業代未払いに関する労働基準法37条違反の是正勧告が出されたのです。

労基署に申告したAさんは、「ワタミの宅食」で正社員として勤務し、長時間労働によって精神疾患に罹患して現在休職中。
Aさんの長時間残業は、精神疾患に罹患する直前の1ヶ月前である6~7月には、過労死ラインの2倍となる月175時間に及んでいたという。Aさんはすでに高崎労基署に労災を申請済み。

ホワイト企業になったはずが、なぜこうなったのでしょうか?

理由はとても簡単でした。
この一文をご覧ください。

元参議院議員の渡邉美樹氏が代表取締役会長及びCEOをつとめる「ワタミ株式会社」

元参議院議員の渡邉美樹氏が代表取締役会長及びCEOをつとめる「ワタミ株式会社」

ワタミブラック企業

この一文でお分かりですね。
そうです、ブラックの象徴であった渡邉美樹氏が再びワタミの代表に返り咲いたのです。

これはわかりやすすぎますね。


ワタミに追い込まれたAさんの過酷な状況

一体ワタミにどのように追い込まれこのような状況になったのでしょうか?

まず、Aさんは「ワタミの宅食」の正社員です。当然お弁当を配達するのが仕事です。

しかし、配達員は労働基準法の適用される労働者に該当せず、最低賃金が設定されていないので、配達をしても一軒当たり122円程度、3~4時間ほどかけて20~30軒を回っても、せいぜい3000~5000円ちょっとの稼ぎにしかならないのです

配達員の管理は正社員であるAさんが管理しており、一つの営業所ごとに所属している配達員は10~10数人。営業所には、Aさんのほかに正社員は一人もいない状況で、Aさんは2つの事業所を掛け持ちで担当させられ、計20人以上の配達員の管理を同時に行っていたそうなのです。

そのような状況で、配達員が休んだら代走をし、お客様からのクレームの対応に夜出向いたり、週7日休みなしで配達員の連絡の対応をしたりしていたそうです。

状況の改善を図ろうと上司に連絡をするも、配達員の教育ができていない、お客様第一主義だから、の一点張りで突き返される始末。

そんな状況で175時間も残業していたにもかかわらず、給料は26万円しか支払われなかったそうです。
当然労働基準監督署案件ですね。当たり前です。


渡邊氏の名言

名言というか完全に迷言ですが。

「ビルの8階とか9階で会議をしているとき、「いますぐ、ここから飛び降りろ!」と平気で言います。」

「アルバイトとして雇った部下がいましてね。あのころは僕、そいつの頭を何度もスリッパでひっぱたいていました。それでも十数年はついてきてくれましたが、8年ほど前に辞表を出したんです。追い込まれて、潰れたわけです。」

「別に強制している訳じゃない。営業12時間の内メシを食える店長は二流」「命がけで全部のお客様をみていたら、命がけで全部のお客様を気にしてたら、ものなんか口に入るわけない、水くらいですよ。」

「困難がない事業なんてありません…社員には頭を下げて、「ごめん。今月、給料はゼロです」と言ったことが何度もあります。それはほんのちょっとの違いなんです。心が負けているか、負けていないか」

「(過労自死した社員を)なぜ採用したのか。なぜ入社1カ月の研修中に適性、不適性を見極められなかったのか」

「「ワタミは僕が今まで29年間つくってきた会社、もう爪の先まで自分のものです。巷では『ブラック企業』と言われているが、本当にふざけやがってと思っている」

「たとえ無理なことだろうと、鼻血を出そうがブッ倒れようが、無理矢理にでも1週間やらせれば、それは無理じゃなくなる」

こんなことを平気で行ったりするような人間が、心から変わるわけないんです。
ワタミがブラックからホワイトになるなんてことは絶対にないんですよ!


Twitterの反応!



まとめ

正直、一回は信用の回復はできると思うんですよ。でも2回目はダメでしょう?
もう流石に無理だと思います。